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2017年5月25日木曜日

KOMTRAX—建機業界でIoT時代の先頭を走っているコマツの伝家の宝刀

近年、IoT(Internet of Things)という言葉が熱い!
ネットで探してみると、言葉として生まれたのが1990年代だというのもあり、もっと前だという説もあります。
IoTの活用事例も意外に多く見つかりました。夢のような話だと思われた事が、次から次へと現実になってきています。
5年後の世界はどうなっているのでしょう?楽しみですね。

さて、安崎先生の新しい本にも、安崎先生がコマツ社長だった1998年に販売開始の「KOMTRAX」というIoT活用事例を詳しく書かれています。中国を含み世界で大活躍しているその姿がとっても素敵だとして、安崎先生の同意をいただき、この部分をピックアップすることになりました。

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 グローバル化に引き続き、IT技術が日進月歩し、ビジネスのみならず、一般の生活そのものを大きく変える時代を目前にしている、IoTの時代、AIの時代だ。コマツは、稼働機械の中にICチップを埋め込み、客先に販売した機械の稼働情報を客先よりも早くつかめる「KOMTRAX」というシステム導入により、建機業界ではIoT時代の先頭を走っているが、今後遠くない未来には、人間の衣服、靴、装身具、さらには皮膚、内臓、脳などにもチップを埋め込むようになるかもしれない。また、AIロボットも進化を遂げ、想像もできないIoTの時代が到来するだろう。ロボット社長が、人間社長よりよい業績を挙げるかもしれない。このような時代が来るにはどのくらいの年月がかかるだろうか。100年ぐらい必要だろうか。

 1980年代、中国の建機市場がまだ育っていないころ、私は、販売後のアフターサービスを充実させることに関心があった。建設機械は、厳しい条件下で稼働させることが多いので、修理などのアフターサービスが不可欠だからである。購入先の機械進出口総公司には、「機械納入後のサービスをやりたい」と申し出ていた。当時は政情の関係もあり、サービス員を現地に送り込むことはできなかった。しかし、大きな事故、故障が発生したときのみ、サービス員の受け入れが認められる状況だった。
 公司の担当者は、「中国の国土は広大だ。わずかばかりのサービス員を派遣してくれても、砂に水をまくようなものだ」と、私の申し入れを取り合わなかった。
 建設機械は故障するものである。だから定期的な点検、修理サービスは世界共通の課題だ。今はサービス員の派遣を拒否されているが、いずれ中国でも建設機械の修理サービスのニーズは高まると確信していた。

 ICT(Information and Communication Technology=情報通信技術)の進歩が、建設機械のアフターサービスに革命をもたらした。建設機械にチップを埋め込み、GPS、移動通信、Internet、パソコン、携帯電話をネットワークして、管理センターで総合的に情報管理するシステムを作り上げた。これが、KOMTRAXという名の管理システムだ。元々は、客先の車両機械のサービス用に、コマツの技術者が開発したものだ。遠く離れた場所にある機械と、管理センターを結んだ情報追跡システムである。エンジン、油圧システムの稼働情報、燃料消費などの情報をオンラインで入手するために考案したものだ。このアイデアは、IoTの走りともいえるものだったが、狙っていたビジネスモデル特許は取得できなかった。しかし、この分野で先行したコマツは、次のような3点の特徴を武器に、競争を優位に進めることができるようになった。

・第一の優位性:故障情報などを即時にオンラインで取得することができる。
 客先の稼働現場にある機械一台ごとの故障情報などの詳細が瞬時に把握できる。小さな故障の場合は、客先に修理箇所、修理方法を教えられる。大故障の場合には、直ちにコマツのサービスネットワークが稼働する。故障内容があらかじめ判明しているので、修理に必要な部品や工具を持ってサービス員が訪問し、迅速に修理することができる。機械の休止時間をできるだけ短くしたいという、客先の要求を満たすことができる。

・第二の優位性:客先の稼働情報をオンラインで把握することができる。
 管理センターで、今日何時間稼働したか、毎日の燃料消費量、燃費を把握できる。機械が稼働現場を移動したという位置情報もすぐにわかる。不自然な遠距離移動があった場合には、機械の盗難ではないかと客先に連絡する。中国全土で稼働している機械の、毎日の稼働情報を把握できるというのは、素晴らしいビッグ・データである。今月と前月のデータを比較すれば、景気が上向きなのか下向きなのかの情報が、毎日オンラインで手に入る。これを注意深く観察すれば、「景気が好調を持続しているので、増産して在庫を厚めに持とう」「稼働時間の減少が続いているので、在庫を絞ろう」という経営上の決定が容易に行える。また、燃料消費情報は、売り込む際のセールスポイントとして使える。

・第三の優位性:代金回収が楽になった。
 これは、中国で効果的だったもので、いわば副産物といえるものだ。建設機械は高価なものだから。頭金を30%もらい、残りは割賦販売契約により、2年とか3年の間、毎月いくらかを分割して回収するのが普通だ。ところが、毎月の割賦代金を回収するのが、意外に大変なことであった。お金があるのに払わない客先もいる。代金支払いを催告しても払わない。再三の催告でも支払がないときには、機械を引き揚げることもある。それほどではない場合に登場するのがKOMTRAXならではの機能だ。遠隔操作でエンジンを停止させることが可能なのだ。契約時にこのことを明示して、客先の了解をもらって販売している。支払い遅延の客先には、催告を繰り返すが、それでも支払わないときには伝家の宝刀を抜き、エンジンを停止させて機械の稼働を止める。機械を稼働させたい客先は、エンジンが止まったと文句を言ってくる。このとき代理店は、「お客さん、今月の割賦代金が未払いですね。支払っていただければ、エンジンはすぐに動きます」と答える。どうしても機械を動かしたい客先は、即座に支払うことになる。そうすると遠隔操作でエンジン停止を解除させ、機械を稼働させられるようにするのである。お金があっても。代金をなかなか支払わない客先に対する代金回収には、大きな効果を発揮した。思わぬ副産物であった...

--------以下中国語--------

康查士(KOMTRAX)---物联网时代建机业界领军企业小松的传家宝刀

近年,物联网(IoT-Internet of Things)变成了一个热词!
我在网上搜了一下,有说这词诞生于1990年代、也有诞生得更早的说法。
另外,在网上还发现物联网概念的活用事例出乎意料地多。以前听似梦话一般的事情,一个一个都在变成现实。
5年之后的世界会是什么样呢?拭目以待。

话说安崎先生也在新书里,详细地记载了他在小松总经理任期内的物联网活用事例-1998年开始销售的康查士(KOMTRAX)系统。康查士(KOMTRAX)系统,在包含中国的世界各地英姿飒爽、大显神通,现征得安崎先生的同意,将这一部分内容分享如下。


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1980年代,中国的建设机械市场还没有成长起来的时候,我就认识到充实产品售后服务的重要性。因为建设机械多是在严酷的条件下运转,所以修理等售后服务不可或缺。我向购入方的机械进出口总公司提出了“希望开展机械配送之后的服务工作”的意愿。然而,因为受到当时政治状况的制约,派遣服务人员到现地的提议没有能够实现,不过发生了比较大的事故、故障之时,可以获准派遣服务人员赶赴现地。
 公司的担当者觉得我的提议不可行,他说:“中国国土辽阔。仅仅派几个服务人员去,只不过像是在沙漠里洒点水一样,无济于事”。
 建设机械难免发生故障,因此提供定期检查、修理服务是一个世界共通性的课题。所以我当时相信,虽然现在派遣服务人员被拒,但是将来有一天在中国,建设机械的修理服务需求一定会增长。

 ICT(Information and Communication Technology=信息通信技术)的进步,引发了建设机械售后服务的变革。小松开发了新的管理系统,就是将芯片装入建设机械里、实现GPS、移动通信、因特网、电脑、手提电话的网络化、由管理中心进行综合性信息管理。这个管理系统被命名为KOMTRAX(康查士)。最初的目的本来是为客户提供车辆机械服务,由小松的技术人员开发出来。此系统的作用是将远距离的机械与管理中心联网,进行信息追踪。也就是说,设计生产它的原意是打算用来在线获取发动机、液压系统的运转以及燃油消耗信息。可以说,这个创意基于物联网思维,然而遗憾的是,期望的商业模式专利没有能够取得。但是值得庆幸的是,在这个分野先行一步的小松,具备了下述3个特征并以此为武器,也可以说是拥有了3个竞争优势,赢取了更多的发展机会。

・第一优势:能够立即在线获取机械故障等信息。
能够在一瞬之间把握在客户现场运转的每一台机械的故障等详细信息。如果是小故障,小松的处理方法是向客户说明应该修理的部位以及修理方法。而遇上大故障,小松的服务网络则立即启动。由于系统已经事先判明了故障内容,所以服务人员能够带着修理所需的零部件以及工具、赶赴现场迅速进行修理。这样便能将机械的暂停运转时间尽力缩短,满足客先的需求。

・第二优势:能够在线把握客户的经营管理状况信息。
 管理中心能够掌握客户方当天的机械运转时间、每天的燃料消耗量、燃料效率之类的信息。机械在运转现场一旦移动,其位置信息也能立即掌握。所以小松若发现了不同寻常的远距离移动,便会联系客户,确认是否发生了机械被盗的事故。能够掌握在中国各地运转机械的每日运转信息,可以说获取的是极具参考价值的大数据。每天都可以在线取得信息,并且通过比较这个月与上个月的数据,观察景気的好坏。细致深入的观察,让经营决策也变得简易轻松,比如“景気持续不错,可以扩大生产、增加库存”,“运转时间持续减少,该减少库存”。另外,在推销产品时,燃油消耗信息也能作为一个卖点加以利用。

・第三优势:贷款的回收变得简单易行。
 在中国产生的这个效果,可以说是个副产品。建设机械价格昂贵,因此小松通常是收取30%销售额为首付,剩下的销售额签订分期付款销售契约,在2年或者3年之内,每个月收取约定的分期支付款项。然而,每月收取分期支付款超乎寻常地艰难。有的客户有钱也不支付,被小松催促也不支付。对于再三催促也不支付的客户,机械有可能被回收。发展到此地步之前登场的机械便是KOMTRAX,小松能用它的远距离操作功能,停止拖欠费用客户方机械发动机的运转。小松在签约时会向客户明示这个功能,让买方知情的情况下出售产品。对于拖欠款项、反复催促也不支付的客户,小松便会拔出这把传家宝刀、使发动机停止工作、机械停止运行。如此一来,希望运转机械的客户,便会向小松抱怨发动机停止工作了。而代理店则会回答:“您公司还拖欠着这个月的分期付款额啊。只要您家支付,发动机立马就恢复工作”。无论如何也想让机械运转的客户,马上就会付钱。然后,小松也立马进行远距离操作以恢复发动机的工作。对于有钱却拖欠机械款项的客户,KOMTRAX在回收费用方面发挥了极大的效应。这个效应是一个出乎意料的副产品......

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2015年9月10日木曜日

安崎会長、9月9日CIO賢人倶楽部公開セミナー講演レポート

9月9日14時より、CIO賢人倶楽部主催の公開セミナーが予定通り行われました。
台風の最中にまさか80人以上の方々がご来場いただきました!



下記の通り、簡単なレポートを載せさせていただきます。

  ●CIO賢人倶楽部公開セミナー
                   どうする、CIOの後継者育成
     ~育成で人材は育つか?組織に貢献するIT部門を築くには~


 ・14時より、公開セミナーはCIO賢人倶楽部木内里美会長からの短いご挨拶でスタート。

・14:05分より、KPMGコンサルティング株式会社パートナー 寺﨑文勝様より、『人材開発体系の構築とタレントマネジメントの実践』について「戦略的タレントマネジメント」のしくみ、その導入と運用のポイントについて40分ほどご説明いただきました。

・14:45より、安崎会長より『日本型ハイブリッド経営から見た人材育成』をテーマにし、コマツ創業者経営DNAの継承、社長就任時に考えて強く推し進めた「人材育成」と「情報武装」、
特にその成果として経営とITの融合~ハイブリッド経営の成功実例などを、50分ほどご紹介いただきました。

・休憩後15:50より、CIO賢人倶楽部アドバイザー(元 ノバルティス ファーマ株式会社 執行役員 CIO)沼 英明様より、『情報システム部門における人財育成』をテーマとし、ソーシングストラテジーが多くの企業のキーサクセスファクターになるに伴い、社内情報システム部門に求められる役割も変化をし続けている昨今、ひと、人財を育成するための方法とマインドについてご講演なさいました。

・16:40より、『CIOおよびIT部門の人材育成のポイント』についての1時間ほどの活発なパネルディスカッションが行われました。
【モデレーター】 KPMGコンサルティング株式会社 パートナー 立川 智也 氏
【パネリスト】
 本研究会会長(元 株式会社小松製作所 代表取締役社長) 安崎 暁 氏
 CIO賢人倶楽部アドバイザー(元 ノバルティス ファーマ株式会社 執行役員 CIO) 沼 英明 氏
 CIO賢人倶楽部 会長 木内 里美 氏
 株式会社インプレス IT Leaders 編集主幹 田口 潤 氏

・その後の質疑応答も活発で20分予定でしたが15分ほど長引き、最後の懇親会までコミュニケーションが続きました。

セミナー参加者は、CIO賢人倶楽部会員に加えて、ほとんど経営者及び会社のCIOで、安崎会長の講演で「企業の競争相手は同業他社ではなく世の中の変化だ」という締めくくりに共鳴がかなり起こりました。

また、本研究会の趣旨や活動などについての質問も出ました。対して安崎会長より、引退後の余生三等分主義の「世のため」という部分や、世の中との繋がりを通してボケ防止というような冗談交じりのご回答で参加者達の笑いを誘いました。

2015年6月25日木曜日

安崎会長、Biz/Browser(ビズブラウザー)のユーザ会で講演

去る6月23日18時より、東京21cクラブで、株式会社オープンストリームと片貝情報システム研究所がBizBrowzerユーザーを対象に開催された第一回次世代情報システム研究会に、安崎会長が講師として迎えられました。

一時間ほど、コマツ社長就任してから取り組んだ「人材育成」、「情報武装」及びITと経営との融合実例などを語っていました。

講演後、質疑応答が30分ぐらい行われて懇親会に入って活発な交流がまた続きました。

企業の競争相手は同業他社ではなく世の中の変化だと、どのように世の中の変化と付き合うのかというと、IT戦略が事業戦略に応えるべきで、事業戦略がIT戦略を武装にすべき、ハイブリッド経営の実践だということでした。
講演後の第一Q&Aは、まさにこの内容の繰り返しでしたので、このブログに残しておきます。

Q:...事業部門戦略とIT部門戦略はうまく行かないが、どうすれば良いのか。
A:普通の会社では、IT部門より事業部門の方が力が強いでしょう。この事業部門長がIT戦略の重要性が分かっていれば良いのですが、素人的にIT化を単なる仕事の効率化だと考えていると困ります。IT部門長が社長とか経営企画部門長とかを説得して会社全体の戦略としてIT戦略が今重要なのだと理解させねば問題はかたずきません。理解の足りない社長以下に対する、説得の仕方を工夫すべきです。社長が耳を傾けるようなコンサルや社外の助けを借りるとか、IT戦略で成功している会社を見学させるとか、社内に他社の成功例をうまく紹介するとか、問題意識のある社員グループに提案させるとか、IT部門長自身が本気の仕事として推進することです。これが出来ねば、IT部門長か社長が代わる時までだめですね。日々競争力を失いつつあるという危機意識が会社として足りないのです...

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2015年4月9日木曜日

安崎会長、Biz/Browser(ビズブラウザー)のユーザ会で講演予定~6月23日(火)

先月中旬頃、安崎会長へのセミナーでの講演依頼が入り、6月23日(火)に決まりました。
今回はBiz/Browser(ビズブラウザー)のユーザ会での講演です。
今でこそITは経営の武器だと言えますが、20年も前にそれを実践された安崎先生に経営にとってのITとは何か、それをどう経営に生かしたかなどを語っていただきたいということで、ご好評をいただいた去年7月のシステムイニシアティブ協会での講演内容(ITを経営の武器にする)に似たような話題になる可能性が高いと思われます。

今回の主催者:
オープンストリーム
片貝システム研究所

詳細が決まり次第、またご案内いたします。

2014年2月27日木曜日

ハイブリッド経営のすすめ-経営とICT(続き)

ブログをご応援の皆様、ありがとう!「経営とICT」の続きです。

2.6 経営とICT(続き)


情報武装、E:KOMATSUの仕事で失敗したかと思うことがある。せっかく社長の仕事として、1995年の時点でヴィジョンを掲げ数年間多数の担当者が良い仕事をしてきてくれたのに、私自身が自分の時間を十分これに使ったのかという反省がある。ICTがどう進化するか先の見通しは当時誰にも正確には予測できなかっただろうが、ネット社会がこれだけの発展を遂げた現在からみたら、経営実務(戦略、M&A、開発、生産、マーケティング、人事、財務などの執行)は全て副社長以下に任せ、宣言通り長期的な人材育成とこの情報武装の仕事にのみ専任し、社長にしかできない全体最適の決断のために全力投球していた方がより効果があっただろう。ICTをビジネスと融合する例としてKOMTRAX、AHS(鉱山機械)などが発展途上だったが、ビジネスモデル特許を取り損ねた。特許を取れと号令をかけたのだが、言い放しでフォローが足りなかった。技術開発と用途開発をハイブリッド化した当時まだユニークな新ビジネスとして先頭を走っていたのだから、特許の取り方を大工夫して申請、交渉をしたら成功した可能性があったかもしれない。どうなったと聞いた時には、周知の技術を組み合わせただけだから、特許として認められない、との特許庁の判定ですとの平凡な答えが返ってきた。もう少し真剣に世界中で特許獲得に全力投球をしていればと悔やんだが後の祭り。難問ではあったが、ビジネス特許が取れていたら、会社は今頃ひと財産出来たのにと残念至極である。イノベーションは技術革新という日本語があてられるのが普通だが、技術開発と用途開発を結合してビジネス化するのが本来のイノベーションだ、用途開発の方が研究開発より難しいのが世の通例だ。KOMTRAXも顧客サービスのための情報収集という技術的な最初の狙い以上に世界各地で様々な用途、使い道が後に生まれた。中国人社員が見つけた債権管理への応用例は、有名になったが中国ならではの使い道といえる。

-----以下中文-----

谢谢各位对我博客的支持!接前文续谈「经营与ICT」这个话题。

2-6 经营与ICT(续)

有时我觉得自己在信息武装,E:KOMATSU方面的工作好像是失败的。作为社长的工作,我于1995年揭示了经营理念,其后数年里许多业务担当也为此而努力,然而我自己是否将足够的时间用于此项工作了呢,这点颇让我反思。也许当时谁也不能正确预测ICT将如何进化,不过从网络社会迅猛发展至今的事实看来,当时要是把经营实务(战略,企业并购,开发,生产,营销,人事,财务等的执行业务)都托付给副社长,我如宣言那样专职搞长期人才培育以及信息武装工作,全心全意投身于非社长莫属的有利于公司全体决策工作的话,兴许取得的成效会更好些。以ICT和商业的融合为例,在KOMTRAX、AHS(矿山机械)等蓬勃发展的阶段,我们却让取得商业模式专利的机会白白流失了。虽然我下过申请专利的号令,但是仅仅是发了号令而已,之后并没有足够追踪。技术开发和用途开发的混合化在当时作为具有独特性的新型事业走在时代前列,如果在取得专利方法上多下功夫致力于申请与交涉,成功的可能性应该是有的。当我问及事情进行得如何时,得到了一个平淡无奇的回答,说根据专利厅的判定,使用已为世周知的技术组合而成之物不在认可之列。当时真应该更认真努力一些,投身于世界各地致力于专利工作,事后我真是追悔莫及。虽说这确属难题,但是如果当时取得了商业模式专利,至今公司可就发了一笔大财,此乃一大憾事。“イノベーション(innovation)”相当于日语的“技术革新”,然而将技术开发和用途开发相结合并使之商业化才是本来意义上的“革新”,而用途开发较之研究开发更难,此乃世界通利。值得一提的是KOMTRAX最初的目的是技术性实现信息收集以满足顾客需求,然而后来在世界各地的用途却出乎意料地被拓宽,大大地超出了其本来的目的。比如中国员工发现的债券管理应用之例就广为人知,可说是只有在中国才会被发掘出的用途。

2014年2月20日木曜日

ハイブリッド経営のすすめ-経営とICT

ブログをご応援の皆様、ありがとう!今日のトピックは「経営とICT」です。

2.6 経営とICT

戦争や経営に情報が重要だと認められて久しい。私が1995年に社長に就任した時、人材育成と並び情報武装を社長の仕事の中心においたのはなぜか?パソコンが普及し始め、インターネットがまだどう発展するか良くわからない時代。自社の経営上、情報に関するいくつかの課題を抱えていた。たとえば、次のような課題群。
1.重要な意思決定に必要な現場情報の不足、質量、スピードが将来の情報化社会に合っていない。
2.縦割り組織による部分最適主義、大企業病の始まり。全社横断の全体最適への議論を促すきっかけが不足。
3.グローバル化した事業、組織を瞬時につなぐシステムがない。既存の情報システムは自社開発の日本固有のもの。
4.多くの社員は情報の重要性は認めるものの、課題解決は専門家任せの態度が普通。
5.紙の情報に過度に依存、仕事のやりかたが伝統、前例踏襲型。

ビジネスそのものの戦略決定よりも情報武装のほうが社長の仕事として緊急性・重要性が上だと考えた。経営と情報・ICTをどう融合するか?誰かが方向を示さねばならない。会社全体で最適の決断をするのは、部門担当の各役員、情報専門家には難しい。社長が責任を負って決断を下すべきだと考えた。これが就任初年度の社長方針に「情報武装」という言葉を使って社長にしかできない全体最適の決断をする動機であった。どんなことをやったか?
(1)情報責任者ーーー チーフ・インフォメーション・オフィサー(CIO)を任命。情報に関する研究開発、制度設計の全権を与えた。情報専門家ではなく、情報を活用する側の役員を選定した。この人は後に社長となった。
(2)社外専門家の意見を聞いた。CIOと相談し自社の向かうべき将来像を固めたが、更にコンサルタントに大金を払い、世界最先端の目標設定、情報連絡、報告などの電子化、開発業務の期間短縮、サプライ・チェーン改革、日々の原価把握に取り組んでもらった。
(3)IT活用の新ビジネスモデルの開発、ベンチャ―探索のITファンド設立などである。(続き)

-----以下中文-----


谢谢各位对我博客的支持!今天的话题是「经营与ICT」。

2.6 经营与ICT

信息之于战争以及经营至关重要,这点在很久以前就被认识到了。我在1995年就任社长时,就将人才培育和信息武装定位为社长工作的中心,为什么呢?那时电脑开始普及,因特网的发展将走向何方也尚未明了。公司在经营以及信息方面存在一系列课题,举例如下。
1.在做出重要决定方面所需现场信息的不足,质量以及速度都不能回应将来信息化社会的需求
2.由纵向组织滋生出的偏重局部主义,大企业病的抬头。公司没有发掘出足够的契机,以促进有关最利于公司全局施政的横向讨论工作。
3.没有能立即统合全球化事业以及组织的系统。现有的信息系统为本公司开发的日本固有的系统。
4.多数员工虽然承认信息的重要性,但是普遍态度为解决课题依靠专家则行。
5.过度依赖纸张信息,工作方法守旧,遵循前例型居多。

因此,我认为在社长的工作中,比起制定战略决策,信息武装更显其紧迫性和重要性。那么如何实现经营以及信息・ICT 的融合?首先必须有人指出方向。有关最利于公司全体的决策工作,各个部门的管辖董事以及信息专家难当此任,负责下决断的应该是社长。这就是我在就任社长头一年的社长方针里使用「信息武装」几字,表明总管公司全局决策工作非社长莫属的动机。为此我具体做了什么呢?
(1)任命了信息主管---Chief Information Officer(CIO),予其全权负责信息研究开发以及制度的策划工作。这位信息主管我并不是选用信息技术专家,而是选用了擅长信息活用的董事担任,其后他也成为了小松的社长。
(2)听取公司外部专家的意见,与CIO商定了公司发展的前景图,进而花费大笔咨询费请相关顾问参与了制定世界最先端目标,信息联络,报告等方面的电子化,开发业务期间短缩 ,供应链的改革,日常成本的管理等等工作。
(3)活用IT新商业模式的开发,用于风险事业探索的IT基金的设立等等。(续)