2.6 経営とICT
戦争や経営に情報が重要だと認められて久しい。私が1995年に社長に就任した時、人材育成と並び情報武装を社長の仕事の中心においたのはなぜか?パソコンが普及し始め、インターネットがまだどう発展するか良くわからない時代。自社の経営上、情報に関するいくつかの課題を抱えていた。たとえば、次のような課題群。1.重要な意思決定に必要な現場情報の不足、質量、スピードが将来の情報化社会に合っていない。
2.縦割り組織による部分最適主義、大企業病の始まり。全社横断の全体最適への議論を促すきっかけが不足。
3.グローバル化した事業、組織を瞬時につなぐシステムがない。既存の情報システムは自社開発の日本固有のもの。
4.多くの社員は情報の重要性は認めるものの、課題解決は専門家任せの態度が普通。
5.紙の情報に過度に依存、仕事のやりかたが伝統、前例踏襲型。
ビジネスそのものの戦略決定よりも情報武装のほうが社長の仕事として緊急性・重要性が上だと考えた。経営と情報・ICTをどう融合するか?誰かが方向を示さねばならない。会社全体で最適の決断をするのは、部門担当の各役員、情報専門家には難しい。社長が責任を負って決断を下すべきだと考えた。これが就任初年度の社長方針に「情報武装」という言葉を使って社長にしかできない全体最適の決断をする動機であった。どんなことをやったか?
(1)情報責任者ーーー チーフ・インフォメーション・オフィサー(CIO)を任命。情報に関する研究開発、制度設計の全権を与えた。情報専門家ではなく、情報を活用する側の役員を選定した。この人は後に社長となった。
(2)社外専門家の意見を聞いた。CIOと相談し自社の向かうべき将来像を固めたが、更にコンサルタントに大金を払い、世界最先端の目標設定、情報連絡、報告などの電子化、開発業務の期間短縮、サプライ・チェーン改革、日々の原価把握に取り組んでもらった。
(3)IT活用の新ビジネスモデルの開発、ベンチャ―探索のITファンド設立などである。(続き)
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谢谢各位对我博客的支持!今天的话题是「经营与ICT」。
2.6 经营与ICT
信息之于战争以及经营至关重要,这点在很久以前就被认识到了。我在1995年就任社长时,就将人才培育和信息武装定位为社长工作的中心,为什么呢?那时电脑开始普及,因特网的发展将走向何方也尚未明了。公司在经营以及信息方面存在一系列课题,举例如下。1.在做出重要决定方面所需现场信息的不足,质量以及速度都不能回应将来信息化社会的需求
2.由纵向组织滋生出的偏重局部主义,大企业病的抬头。公司没有发掘出足够的契机,以促进有关最利于公司全局施政的横向讨论工作。
3.没有能立即统合全球化事业以及组织的系统。现有的信息系统为本公司开发的日本固有的系统。
4.多数员工虽然承认信息的重要性,但是普遍态度为解决课题依靠专家则行。
5.过度依赖纸张信息,工作方法守旧,遵循前例型居多。
因此,我认为在社长的工作中,比起制定战略决策,信息武装更显其紧迫性和重要性。那么如何实现经营以及信息・ICT 的融合?首先必须有人指出方向。有关最利于公司全体的决策工作,各个部门的管辖董事以及信息专家难当此任,负责下决断的应该是社长。这就是我在就任社长头一年的社长方针里使用「信息武装」几字,表明总管公司全局决策工作非社长莫属的动机。为此我具体做了什么呢?
(1)任命了信息主管---Chief Information Officer(CIO),予其全权负责信息研究开发以及制度的策划工作。这位信息主管我并不是选用信息技术专家,而是选用了擅长信息活用的董事担任,其后他也成为了小松的社长。
(2)听取公司外部专家的意见,与CIO商定了公司发展的前景图,进而花费大笔咨询费请相关顾问参与了制定世界最先端目标,信息联络,报告等方面的电子化,开发业务期间短缩 ,供应链的改革,日常成本的管理等等工作。
(3)活用IT新商业模式的开发,用于风险事业探索的IT基金的设立等等。(续)
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