2014年5月16日金曜日

企業の真の競争相手は同業他社ではなく、世の中の変化だ(続き)

前文の続き---ロシアダイアモンド鉱山に行ったの後の話です。

1980年ごろのシベリアの空の旅は不便だった。10月の寒くなりかけたころ、日本からモスクワに行き、イルクーツク経由ヤクートに行った。雪が降ると天候次第で時間の予定が定まらない。イルクーツク空港で仮眠かと覚悟したら、すぐ出発だと案内の人に言われ、飛行機に乗りかえた。後で聞かされた話では、我々外人客を乗せるため、ロシア人の客を強制的に降ろしたらしい。申し訳なかったが、遠慮しているといつ乗れるか分からない。

ダイヤモンド鉱山は、朝日新聞の写真に出た如く巨大。ゲストハウスのまわりは堀がほられ、上げ下げできる橋がかかっていた。外国人が自由に出入りできない仕掛けとなっていたのだ。技術者は朝宿舎をバスで出て、夕方宿舎に帰る単純な毎日を半年過ごした。娯楽施設は何もなく、土日たまにロシア語の映画館に連れていくだけ。私が到着したら、滞在中の技術者が口々にひどいところだ、と泣き出さぬばかり。

早速相手の鉱山のお役人たちとの会談に入る、テーブルにダイヤの原石を数個出して、これが大型ダンプ1台に2個も入っていれば、オンノジだという。有難うとポケットにしまったら、怖い顔をした別の係官が飛んできた。返せというから、妻へのお土産を別に買わなくてはならないと笑って返した。係官はあげたのではなくサンプルとして遠来の客に見せてあげたのだと真面目な顔で説明する。翌日作業現場を調査する時、身体検査後、先方の作業服と長靴に着かえさせられた時にいわれた。”貴方は冗談が好きらしいが、現場でしゃがんでは絶対にだめですよ、ライフルで射殺されますから”と。監視員が見張りの塔に立ちライフルで狙っている。流石にダイヤを拾えなかった。

最後の交渉で感心したのは、決着ぎりぎりの最後に出てきた鉱山長の人物人柄。テキパキと問題点の協議に応ずる。いずれ本省に戻り出世の階段を上がっていくのだと周りの人が一目置いている。世界最大級のダイヤ鉱山長だからこの人は後に本当に偉くなった。

ノメンクラツーラというロシア語があるが、前途有望な若い官僚を難しい仕事をこなさせて、次のポストに進ませる人事教育の仕組み。中国の共青団の大幹部育成の人事コースとか、日本の昔の大蔵省のエリ-トが地方の税務署長として修業したようなものかと思った。

今になって顧みれば人は出張や旅行を通じて、いろんな人とコミュニケーションを取りいろんなことを経験することによりグローバルな視野がだんだんと身についてくる。そして世の中の変化~この"企業の真の競争相手"と上手く付き合えるようになる。これこそ旅の大きな醍醐味の一つと言えよう。

-----以下中文阅读-----

接着上次,说说我到俄国钻石矿山后的事情。

1980年前后的西伯利亚的空路还不怎么畅通,在正转寒的10月,我们坐上从日本飞往莫斯科方向的航班,经由伊尔库茨克抵达雅库特。途中遇雪天航班停飞,复航全凭天气状况。我们在伊尔库茨克正想小睡片刻,却接到马上出发的通知而登上了飞机。之后听说为了让我们外国人登机,好像强行拉下了俄国客人。虽然觉得抱歉,不过倘若谦让的话就难说什么时候才能登机了。

钻石矿山正如我在朝日新闻上见到的照片展示的那么巨大。招待所周围挖了沟壑并架着便于上下的桥梁。其构造让外国人难以自由出入。技术人员们乘坐公交车早出晚归,过了半年单调枯燥的日子。没有娱乐设施,唯一的乐趣是周末偶尔会有人来带着他们去看场俄语电影。我到了后,面对的是连连诉苦的哭丧着脸的技术员工们。

我与矿山有关负责人之间的会谈很快开始了,对方掏出几个金刚石放在桌上说要是一台大型翻斗车能进2个就值了。我说了声谢谢就把金刚石装入口袋,顿时另一位脸色吓人的担当冲了出来要我交还,我一边笑说得另外给太太买礼物一边把金刚石还给了他。那人一脸严肃地解释这不是送给你的,而是作为样品给远方来的客人看的。第二天在调查施工现场时,接受体检后换上了他们提供的工作服和长靴并被告知:“你好像喜欢开玩笑,不过在现场可不能蹲着,会被步枪打死的”。岗哨塔里站着荷枪实弹的监视员,那确实不是能捡钻石的氛围。

在最后的交涉工作中,在达成协议的最后阶段出场的矿山长的人品让我尤其敬佩。这位矿山长对相关问题的协议工作进行得干脆利落,周围的人都对他另眼相看,认为他有天必会回到原来的单位并获取高升。事实上,这位世界最大规模钻石矿山长后来确实得以高升,成了了不起的大人物。

俄国有所谓的要职人员登用制度,那便是安排年轻有望的官员去艰苦的环境中积累工作经验,为以后的提升而实施的人事教育制度。我觉得这个制度与中国共青团以培育大干部为目的的人事课程以及从前日本财政部派遣精英们担任地方税务署长的修业制度有异曲同工之妙。

回顾这些往事,我认为在出差或者旅行中通过与各类人物的交流以及对各种事物的体验都能对人们全球化视野的形成发挥潜移默化的积极作用。进而让我们能与世界的变化~这个"企业真正的竞争对手"和平共处。这可说是旅行的一大妙趣之一吧。

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