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今から60年近く前、大学二年の頃、中国語学習のテキストで児女英雄伝を読んだ。この十三妹が京劇で見られると聞き、行ってきた。イタリアやロシアのオペラを本場でみると、耳からの言葉が分からずに感激はするものの、イマイチ。これを日本公演でみると字幕が付いてストーリーがわかり、面白い。梅蘭芳という名優がいた時代、本場での京劇を見たが、私の中国語では、歌やセリフがわからず、ヨーロッパでオペラを鑑賞するのと同じだった。オペラは日本で見るのが一番。歌舞伎は英語のわかる人用にイヤフォンで聞ける。英語の他のイヤフォンはあるのかな?日本で字幕付きの京劇を見て”十三妹”の筋書きを60年ぶりに思い出して楽しかった。
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引き続きレポーターの京劇観劇随筆も掲載させていただきます。
9月13日18時半から21時までに、本研究会安崎暁会長は私がご案内した東京新潮劇院上演の京劇「十三妹~児女英雄伝」を鑑賞しました。
まずなぜ安崎会長へ経済と関係なさそうな京劇上演をご案内したかというと、去る8月16日に安崎会長は上海書展で新書「聚变」の発表会を行い、翌日から2日間江西省の景徳鎮や三国周瑜の点将台「煙水亭」観光に行きました。この本の出版までの編訳業務に携わったメンバーの一人として私も同行させていただきました。観光途中で、三国のお話だけではなく、京劇を含む様々な中国文化も話題になりました。私も日本で中国の京劇を是非一度見てみようと思い、日本に戻ってきたら、日中民間交流誌「和華」が6月28日に主催した三国交流会で安崎会長と一緒にパネリストを務めた明治大学教授加藤徹先生にご確認すると、今回の京劇演出案内を頂きました。さっそく私のFacebookにシェアするとともに、Facebookをやらない安崎会長へメールでご案内したら、見に行けるとご返信を頂きました。
こうやってグローバル企業発展研究と京劇は無理やりもなく自然な形に結び付いたのです。通常無関連に見える物事や人物は、何らかのきっかけで結び付いて同じことを楽しめるようになり世界も小さく温かくなります。
さて、本題に戻りましょう。当日は劇院満席でした。日本語の字幕あるのを知らないから、私の左席にお座りになった安崎会長が後ほど聞いて分らなれればつまらなくて眠るじゃないかと心配しながら、右側に座っている孫秀蓮さんへご挨拶にくる「和華」の投稿者や協力者数名の顔が見えました。
京劇が正式に開始する前に、加藤先生は京劇について簡単なレクチャーをやりました。米米CLUB人気メンバーのジェームス小野田様が演じる強盗の妻役の恰好のままで落語や一人漫才風なレクチャーは満席劇場から笑いを誘いました。
その後、安秀才や十三妹などの役者が続々見得を切って素晴らしい節回しや演技で満席の劇場のあちらこちらから喝采や拍手を博した。まじめな武侠劇ですが、中国語と日本語で一問一答で、小品や漫才風で聴衆の笑いを誘うシーンが多くありました。 特に、強盗を演じる米米CLUB人気メンバーのジェームス小野田様と妻役を演じる加藤先生のペアは、格段に中国の小品や漫才風だから爆笑しないように我慢しました。本当にまじめな講壇に立つ中国研究家・作家・明治大学教授なのか?と思うぐらいに多才な加藤先生のご演技にびっくりしながら終始楽しんでました。落語や漫才へ転身しても良いかと思いました。
演出が終わり、出口周りで聴衆を見送る役者達は大勢の聴衆に囲まれて記念写真を撮られました。 安崎会長にご感想はとお伺いますと、笑いながら面白かったと、私が最初心配したのが杞憂に過ぎなくてほっとしました。
十三妹役者との写真
-----以下中文----
我写了篇本研究会安崎晓会长9月13日去看京剧的随笔,其中包含了去看京剧的缘由,不过却犹豫将它放在研究会博客上是否合适?于是发邮件征询安崎会长的意见,他不仅同意,还发来了自己的感想:
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大约60年前大学二年级的时候,我曾把儿女英雄传当作中文学习教材阅读过。因此得知有京剧十三妹可看,就去了。在意大利和俄罗斯剧场看歌舞虽然感人,不过由于听不懂唱词总有些不过瘾之感。这次看的在日公演的京剧因有字幕所以感觉很有意思。京剧名家梅兰芳出演的时代我也曾去京剧院看过京剧,不过也因我中文不足以听懂歌词和台词而不尽如意。因此觉得歌剧还是要在日本看最好。比如歌舞伎剧院为英语听众提供能收听英语的耳机。不知是否还提供能听英語以外的耳机?这次在日本欣赏附有字幕的京剧,想起了60年前看过的”十三妹”的剧情,感觉非常愉快。
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接下来放上我写的京剧欣赏随笔。
9月13日18点半到21点,本研究会安崎晓会长去欣赏了我提前给他演出信息的东京新潮剧院演出的京剧「十三妹~儿女英雄传」。
首先我为何给安崎会长提供了与经济无关的京剧演出信息呢?这得从上月的上海书展活动说起。 8月16日安崎会长出席了在上海书展上举办的新书「聚变」的发表会。第2,3天去了江西省景德镇和三国周瑜的点将台「煙水亭」观光。作为这本书编翻成员之一的我也受邀一路随同。在观光途中,我们不仅谈及了三国,还谈及了包括京剧在内的多种多样的中国文化。我也很想看看在日本的中国京剧表演,所以回日本后向曾在日中民間交流杂志「和华」于6月28日主办的三国交流会上与安崎会长同登嘉宾论坛的明治大学教授加藤徹先生索问京剧演出信息,加藤先生给了我本次京剧演出消息。我立即将此消息分享在我的Facebook上,同时用邮件发给了不使用Facebook的安崎会长,得到了他那天有空去看京剧的回复。
如此这般,跨国企业发展研究会和京剧没费什么周折便自然而然地产生了关联。可见通常看似风马牛不相关的事物和人物,只要有个什么契机就有可能欢聚一堂了,世界也由此而变小变暖了。
闲话少提。当天的剧院座无虚席。因为不知道会有日语字幕,我一边担心左边坐着的安崎会长在京剧开演后听不懂唱词而无聊睡着,一边注意到向坐在我右側的孫秀蓮桑打招呼的几位「和华」投稿者和协力者似曾相识的面孔。
京剧正式开始前是加藤先生关于京剧的简单讲座。他以“米米CLUB”人气成员ジェームス小野田扮演的強盗之妻的装扮出场,进行了一场富有落語以及一人相声风格的讲座,赢来满场笑声。
其后京剧开始,安秀才和十三妹等等演员接连出场亮相,以精彩的唱腔和演技赢来剧场各处此起彼伏的喝彩和鼓掌声。在正儿八经的武侠剧演出中,时时出现了用中文和日语一问一答的小品和相声风格的场面,让来客门忍俊不禁。
特别是扮演強盗的米米CLUB人气成员ジェームス小野田与扮演其妻的加藤先生,二人搭档的演出尤其像极了中国的小品和相声,我是极力控制才没有爆笑出来。我甚至想,加藤先生真是个平日站在庄严讲坛上的中国研究家・作家・明治大学教授吗?感叹着多才多艺加藤先生演技的我愉快地看完了京剧,觉得他似乎转职落語家或者相声演员也未尝不可。
演出结束后,在出口处送别来客的演员们被众多来客团团围住拍照留念。 我问了安崎会长的感想,他笑着说很有意思,我得知自己最初的担忧只是杞人忧天而松了口气。
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