2013年9月25日水曜日

グローバル化段階ごとの戦略(続き2)-全球化各個発展段階的戦略(続2)

 ブログをご注目、ご応援の皆様、ありがとうございます。引き続きご応援お願いします。

 今日も、前文「1.グローバル化とどう取り組むか」の「1.1 発展段階ごとの戦略」の続きになります。

② 自社のグローバル化の発展段階によって取り組む課題が変わってくる



 これについて時代順にいくつか見て行きましょう。

 1980年代に官民の建設投資が急減した建設機械産業は海外市場に殺到した。欧米の反発を招き、貿易摩擦 を生んだ。当時我々が取り組む課題は貿易摩擦対策であった。アンチダンピング対策、海外企業との協業、M&A,海外現地生産などが円高対策とのからみもあってこの時代の最重要課題となった。

 1990年代に建設機械産業の海外比率が高まると、現地ローカル市場での市民権を得るための工夫が重要な 題と変わった。現地法人のトップ人事を日本人から現地人へ、現地社会へのCSR重視を、工夫した。他の業界 より早くこうした課題への取り組みが始まった。

 2000年代には海外比率の高まりに伴って日本での仕事、日本人の仕事をどう創造するかという課題が大きく なってきた。会社は発展しても雇用と税金は海外に落ちる。日本の会社として無国籍化にむかうのか?

 コマツの場合、2000年代後半まで、グローバル市場での地域ごとのバランスが良く各地域が応分に発展した良い時代があった。今日では、どの地域が重要かと言う見極めが簡単に決定できない段階にきています。課題は個々の地域市場をどう攻略するかというよりも、グローバルに発展したネットワークを素早くどう活かすかという方向に変わりつつあります。

 今日では、グローバル化したネットワークを総合的にどう活用して独自の競争力向上に活かしていくかが重要と なってきています。このように自社のグローバル化の発展段階によって課題が変化してくるのです。

 9月8日(日本時間)2020年のオリンピック開催地が東京に決まった。
 高齢者の自分はその時に生きているかどうかはわからない。神のみぞ知るだ。しかし、今高校生、中学生の子供たちには、大きな夢が与えられた。
 大会準備の仕事はテキパキと進めねばならない。 更に日本の国際公約の一つとして、福島の原子力発電事故の復興、就中、汚染水対策がクローズアップされた。国がお金を出せば問題が解決するという単純な話ではない。国や電力会社が総力を挙げて取り組む優先度の高い課題だ。
 日本国内で当分仕事のなくなった原子力発電事業だが、事故対策は将来世界的に大きな需要のある事業分野だ。事故対策を技術面のみならず、総合的に完成させれば、世界への貢献も大きい。科学的にも、物理学、化学、土木建築・機械・地球工学、統計学等々個々の技術をシステムとして総合的に完成する必要がある。

 原子力産業が事故対策を重視して将来の発展にこれを活かすよう日本のため、世界のため技術システムを総合的に完成させ、課題を克服して、安全な東京オリンピックを世界に示し産業としても元気を回復していることを願っている。

――――――――――――――――――――

  谢谢各位对我博文的关注和声援。敬请继续支持我。

  今天接着前文,就「1.如何致力于全球化事业」,继续阐述「1.1 关于各个发展阶段的战略」。

② 其二是公司自身的全球化发展阶段决定这个阶段的课题



  关于此点,我想按照顺序从几个时代谈及。

  1980年代,官民的建设投资急剧减少,建设机械产业蜂拥杀奔海外市场。这招致欧美的抗拒,引发了贸易摩擦。当时如何对应贸易摩擦成为了我们拼力应付的课题。反倾销对策,与海外企业的协作,并购,海外现地生产等等,加上日元升值对策,成了这个时代的最重要课题。

  到1990年代,随着建设机械产业的海外比率升高,在现地国地方市场如何获得市民权又变成了重要课题。那时我们把现地法人的高层人事从日本人换成现地人,下功夫展示我们在现地重视CSR(Corporate Social Responsibility-企业社会责任)的姿态。

  继而到2000年代的今天,随着海外比率越来越高,如何开创日本本土的业务,以增加日本人的工作岗位又成为了首要课题。现今公司即便是在发展,雇佣和税金也多是归于海外事业的范畴。日本公司难道非要走向无国籍化吗?

  就小松而言,到2000年代后期为止,全球化市场各个地域的平衡状态良好,因此小松在各地都有过良好发展的时代。

  到了现今,已经很难弄清哪个地域更为重要了。因此就现今这个阶段的课题而言,与其考虑每个地域市场的攻略方法,不如尽快把重点转移到如何活用全球化了的网络系统方面上来。

  当今,如何活用全球化了的网络以提高独自的竞争力,正在展现出其重要性。正如上述这样,公司自身的全球化发展阶段决定着这个阶段新的课题。

  9月8日(日本时间),东京赢得了2020年的奥林匹克运动会举办权。
  作为高龄者的我到那时是否还活着,只有天知道了。但是对于高中生,中学生等孩子而言,这个消息无疑赋予了他们巨大的梦想。
  日本国内首先必须干脆利落地进行大会的准备工作。 进而,按照国际公约之一,福岛核电站事故的复兴,特别是污染水对策尤其成了一个需要大写特写的课题。 这并非国家出钱就能解决的单纯性课题,无论对于国家还是电力公司而言,都是个需要全力以赴,努力解决的第一优先课题。
  当前,虽然核电发电事业在日本国内已无潜力可挖,然而事故对策却是一个在未来世界拥有巨大需求的事业领域。如果日本不仅技术性地,而是综合性地完成一套事故对策,则必将对世界做出巨大贡献。这项工程需要科学性地进行,综合应用物理学,化学,土木建筑・机械・地球工学,统计学等等各门学科的技术,去系统性地完成这套事故对策。

  我希望,核电产业从今把重点放到事故对策方面,为了日本,也为了世界,综合性地完成技术系统,克服难题,以保证东京奥林匹克运动会得以安全举办,并以此展示日本产业正在恢复活力的途中。

1 件のコメント:

  1. Facebookに書き込んだコメントをここに転記する。
    小松の歴史を読んてから、グローバル化の発展段階によって課題が変化してくるということがわかるようになりました。とても勉強になります。
    その中で特に気になるのは小松が80年代に直面した課題です。歴史がいつも繰り返しているというか、中国経済が日本経済と同じ運命になっているというか、30年後の今の中国企業がグローバル化の最初の段階で小松と全く同じ課題に悩まされています。中国の建機メーカーや通信大手など次々とアメリカを始め海外市場に参入してからさらに拡大しようとする時、壁にぶつかってしまいます。
    複雑な政治と経済の影響を受けながら、小松が当時どういう手法で乗り越えたのかを詳しく紹介していただけませんか。同じ課題に悩まされている中国企業に参考になると思います。 よろしくおねがいします。

    返信削除