2013年9月11日水曜日

グローバル化段階ごとの戦略-全球化各個発展段階的戦略

 ブログをご注目、ご応援の皆様、ありがとうございます。 引き続きよろしくお願いします。

 今回からは、自己紹介を終わりにし「グローバル化とどう取り組むか」という本題に入りましょう。

 まず、第一声「失敗は成功の母」と言いたい。
 これはありふれたことわざだからご存知でない方はいないだろう。
 特に大失敗を経験した方々は骨に刻むほど分るに違いない。

 しかし、人生やビジネスの世界では失敗は付き物。これだけの覚悟をしておけば、どんな失敗をしても立ち直れ、同じ失敗を繰り返さないように、失敗からたくさん学び、成功するのです。

 輝く成功を収めた小松の歴史は、まさに「失敗は成功の母」ということわざの裏付けです。

 では、小松の失敗が何を教えてくれたのか、下記の通り簡単に述べます。

1 グローバル化とどう取り組むか


1.1 発展段階ごとの戦略


(1) グローバル市場の過去、現在の状況は発展段階ごとに異なっています。

 世の中の変化が競争相手であり、つまり真の競争相手が同業他社でなく世の中の変化である。これは小松の歴史に教わったもので、私はずっとこう言い続けてきた。

 したがって、グローバル化を目指す日中の民間企業は、同業他社との競争に明け暮れるだけでなく、世の中の変化におくれを取らぬよう注力することが肝要です。

 それにも拘わらず、取り組む姿勢についての私の考えは孫子の次の教えを学ぶことが肝心ということである。

 彼を知りて己を知れば、百戦して殆うからず。彼を知らずして己れを知れば一勝一敗す。彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆うし。

 以下の通り、グローバル市場で小松の失敗から成功の事例にものを言わせよう。

 1960年代、小松がソ連に進出したが、シベリアのマイナス60度の耐寒仕様の商品テストが不十分のまま販売して客先の不評を買った経験や、1970年代米国市場に初進出したが、広大な全米に代理店網を張り巡らし兵站が実力以上に伸びきって客先サービスが不十分となった大失敗により一旦撤退を余儀なくされたこと、などはシベリアやアメリカ市場に対する無知と己を過信する無鉄砲の報いであった。

 その後、小松が失敗の要因を分析し、全世界のマイナス60度からプラス50度までの気候条件、砂漠、岩盤、永久凍土などの土壌を研究し市場ごとの商品仕様を標準化して臨んだり、国ごとの歴史、地理、文化、社会など地域研究を社内で充実して戦略、戦術を討議するマーケテイングの水準を上げて成功への道が開けた。(続く)

----以下中国語----

  谢谢各位对我博文的关注和声援。 敬请继续支持我。

  从这次开始,随着自我介绍的结束,博文进入「如何致力于全球化事业」之正题。

  首先我第一句想说的话是“失败是成功之母”。
  这是个老生常谈的成语,因此估计没有人不知道。 特别是经历过大失败的人,不仅仅是知道,而且一定是刻骨铭心地明白其中滋味。
  然而,在人生途中,在商业的世界里,失败总是如影随形。只要做好了这种精神准备,那么无论被什么样的失败击倒,我们都能重新爬起来,并为了不被同样的失败击倒而从失败中吸取教训,踏上成功之路。

  我想说,获取了辉煌成功的小松历史,便是“失败是成功之母”这个成语的绝好印证。

  那么,小松曾经历的失败给了我什么样的启示呢?下面就此简略地展开我的阐述。

1.如何致力于全球化事业


1.1 关于各个发展阶段的战略


(1)全球化事业的过去以及现在的状况,根据发展阶段而有所不同

  世事的变化是企业的竞争对手,就是说,真正的竞争对手不是同行业的其他企业,而是世事的变化。这是我从小松的历史中学到的知识,已经成为了我的一贯主张。

  因此我认为,对于以全球化为目标的中日民间企业来说,不应该一头扎入与同行企业的竞争中出不来,而应该致力于怎么做才不会被时代所淘汰,这才是至关紧要的事情。

  其次,则是不可拘泥于此,关于该怎么做才能摆正姿态,我认为领悟并在实践中活用孙子下面的教诲至关重要:
  知己知彼、百战不殆;不知彼而知己,一胜一负;不知彼不知己,毎战必殆。

  下面我想举例来展示小松在全球化市场中从失败到成功的历程,让事实说话。

  1960年代的小松,曾在进入苏联市场之初,将没在西伯利亚零下60度环境下进行过充分耐寒性能测试的商品投入市场,结果当然未能赢得客户。 另外,小松还在1970年代进入美国市场之初,曾在广大的美国各地设立了星罗棋布的据点,结果因为网拉得太大,超出了实力,不能为客户提供充足的服务,最终导致不得不一旦撤离这些据点。 小松的这类失败,起因于对西伯利亚以及美国市场的无知,也源于对自己的过信,结果当然是鲁莽行事,自食其果。

  后来,小松分析失败的要因,对全世界从零下60度到零上50度地区的气候条件,沙漠,岩磐,永久性冻土等各类土壤展开研究,对不同市场的商品规格实行标准化;并针对各国的历史,地理,文化,社会等方面充实公司的地域研究体制,激活战略,战术的讨论,提高相关营销水准,终于踏上了成功之路。(续)


4 件のコメント:

  1. 安崎さん
    おしゃるとおりです。しかし今の日本は失敗を恐れずチャレンジできる企業が少ないような気がします。
    管理職のほとんどは100%成功できることしかやりません。問題をおこした場合はまず責任逃しを考えますね。
    それは経済不振の根本原因ではないでしょうか!

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  2. 東様、このサイトの管理者です。コメントをありがとうございます!このサイトを公開してからスバムコメントが多すぎるため、当分承認制を取らせていただいております。ただいま120通以上のスバムメールから東様の貴重なコメントを3通も見つけて、良かったです。。。

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  3. Facebookに書き込んだコメントをここに転記する。
    挫折感を味わってこそ、言わずと知れた孫子の「知己知彼」の中に隠れた深い哲学が理解できます。
    自己を過信し、相手を無視すれば、結局失敗に繋がってしまいます。失敗の経験があれば、原点に戻って、相手を尊敬しながら、客観的に研究でき、適切な戦略が立てられます。
    たとえ直接経験ができなかったら、他の人の失敗事例を通して知識を得ることもできます。このような擬似体験をしている時、価値を察知するには謙虚な態度が必要なのです。
    会長が知恵を惜しみなくシェアすることに本当に感激します。失敗に学んできたグローバル企業小松の連続ストーリーの中には、中国企業にとって学ぶすべきことがとても多いと思います。

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  4. Wang様、大変な作業でしょう。お疲れさまでした。これからも引き続きよろしくお願い申し上げます。

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